「おきなわ環境塾」と「木組みの家・ぬちゆるやー」の紹介
快適・便利な暮らしを求め過ぎ、人間中心主義が蔓延する現代社会。自然環境の劣化が止まらず、「命のモノ化」が顕在化するような事件が多発しています。また、極端な危険排除や自然疎外で育った子どもたちは、身体機能の劣化、感性・危機管理能力が失われつつあります。
おきなわ環境塾では、このような不安な社会を一元的に捉え、子どもたちの人格形成を目的とする「命の教育」を実践しています。具体的には、林間学校、環境保育、環境教育指導者の育成、野外学習、子ども駆け込み寺「生(き)の家」などです。
活動の拠点は、「木組みの家・ぬちゆるやー」。沖縄本島中部の北中城村荻道にある自宅兼環境教育施設で、文明圧を受けやすい地域にあって、比較的、自然が残された場所です。
都市文明より、複雑で多様、情報量が豊富で刺激的な自然に触れ合えば人は活性化します。
「ぬちゆるやー」とは、ぬち(命)がたくさん寄ってくる(ゆる)家(やー)という意味です。
「木組みの家・ぬちゆるやー」には、さまざまな生きものが暮らしています。
生きものと一緒の暮らしを体験し、おだやかでやさしく、元気でたくましい人間に育つよう、ともに学習しましょう。
モットー
「人生 娑婆(しゃば)返し!」
「一人では何もできない、だけど一人が始めないと何もはじまらない」
「楽しいことも、苦しいこともそう長くは続かない」
平成19年6月7日 おきなわ環境塾塾長 後藤 道雄