首をひねって、一瞬に引くと頚椎(けいつい)が破損し、ニワトリは失神して苦痛を覚えなくなる。その後、口の中の左右の頚動脈(けいどうみゃく)を肥後の守(かみ)で切断。

放血したあと、断末魔に痙攣(けいれん)が起こったところ。家畜の宿命と人間が生きていくために多くの生命の支えがあって成り立っていることを、直接この場で学んだ。 人のために血まみれになって殺されていく現実と、メルヘンの世界のけじめをつけるため、実際に自分の手で羽をむしる。
70℃のお湯に浸す。その後水洗い。 人の体と比較しながらの説明。卵巣には一年分の黄身が連なって入っていた。 きれいに内臓も取られたので、捨てるところはほとんどありませんでした。命を粗末にしてはいけないと参加者全員が思いました。
先ほどまで犠牲になったニワトリのメンドリのことで頭がいっぱいでしたが、「涙がよだれに変わる」と先生がおっしゃったように、みんな気持ちを込めて「(命を)いただきまーす」と言いました。 夜の観察会。大きな「がまガエル」と遭遇。柴田先生は臆せずカエルを握るとひっくり返しておなかを手のひらで撫で始めました。するとカエルは気持ちよさそうにじっとしてなすがままになりました。おなかに「G1」と番号を書いてまた来年会えることを誓いました。(がまガエルの表面には毒素があるらしいので要注意!) 三日目。熊本南部森林管理署による紙芝居。タイトルは「森林(もり)からのおくりもの」。森林の果たす役割をわかりやすく説明された。

次のページ

前のページ